海外旅行に憧れていた。

高校時代から 海外旅行に憧れていた。

当時創刊された ”Saison de non-no” の
フランス特集 イタリア特集 ヨーロッパ旅行特集など
食い入るように読んでいた。

特に、ヨーロッパ旅行特集の巻頭で取り上げられていた
ベルギーのブリュージュには 本当に魅せられてしまった。
この時、何が何でも この街には絶対行くぞ!と決めた。

その後、沢木耕太郎の”深夜特急”を読んだり、
”トーマスクック ヨーロッパ鉄道時刻表”で 架空の計画を立てたり、
夢は世界一周へと広がっていった。

始めての海外旅行は 26歳 新婚旅行でパリ7日間。
ちょうどその頃 パリに留学していた高校時代の友人もおり、
パリに着いた日 一緒に食事をしながら いろいろとアドバイスを受けた。

そして、そのパリから念願のブリュージュ1泊旅行へ。
パリ北駅で列車の切符を買い、ワクワクしながら列車に乗り込む。
ブリュッセルで乗り換えの為に途中下車。

ブリュッセルでは 荘厳な雰囲気のグランプラスを観た後、
マンネケンピス(小便小僧)を探す。
知ったかぶりをして歩いていたが なかなか見つからず、
結婚したての奥さんから 結構マジで怒られた。

ブリュージュに着いたのは夕方だった。
運河が流れ、可愛いレースや チョコレートのお店がいくつもあり、
思ってた通り、いや もうそれ以上に素敵な街だった。

取りあえず 今夜の宿を探さないと行けない。
街の中心であるマルクト広場まで 駅で貰った地図を頼りに歩いた。

多少迷いながらも なんとかマルクト広場にたどり着き 観光協会へ入る。
この近くで 今夜泊まれるホテルを探している。
と たどたどしい英語で 何とか聞いてみた。

幸い 観光協会の正面 マルクト広場に面した”CENTRAL”というホテルを
紹介して貰えた。

いや、今 考えると これって かなり無謀だ。
始めての海外、しかも新婚旅行、英語もろくにじゃべれず
何の予約も無しに 始めての場所に夕方到着して 宿探すなんて。

まぁ、だいたいが 楽天家、よく言えばポジティブなんだが。

ホテルは古い建物だけど、1階はレストランになっていて
部屋はちょっと暗いけど 趣きがあって 素敵なところだった。

その日の夕飯は、近くの食料品店やパン屋で 買って食べた。

翌日は朝から散歩。
運河沿いの道を歩き、小さな橋をいくつか渡り、
少し歩いて河に出ると 思いがけず 風車があった。

ブリュージュは 1日あればまわれる 小さな街だが、
やはり 今でも一番好きな街だ。
街全体が美術館と言われるように どこを撮っても絵になる。

次は パリについて書きたい。

image


海外旅行ランキングへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る