今朝もホテルでブッフェ形式の朝食を取る。

今日はプラハ中央駅から列車で
オーストリアのウィーンへ移動の日だ。

駅には出発予定時間の1時間以上前に着いて
いつものように まず列車の乗車ホームを
確認する。
が、まだ表示されていない。

表示されるのを待つが、見ていると
他の列車の表示もまだ殆ど出ていない。
出発時刻の10分位前に漸く表示されている。

表示板の下には乗客が集まっており、
新たに表示が出ると ひと塊りが一斉に
表示されたホームに向かって動き出す。

出来れば早めにホームに行って、
自分が乗る車両の停車位置を確認したいが
一向に表示が出ない。

出発時刻の10分前になっても表示がない。
なかなかスリリングな状況になってきた。

乗車番線表示が出ない

するとそこへ ひとりの男が登場。
列車の表示板を見ながら待っている人々に
何やら呼びかけている。

セブンティファイブがどうのこうのと
言っているようだ。
75号は自分が乗る予定の列車番号。

どうやら、”75号に乗る人は俺が案内する”
と言っている感じ。

そこにいた人々のうち10人程度が
彼に従って移動を始めた。

ここでふたつの疑問が生じる。

ひとつめは、本当に75号に乗る乗客を
誘導すると言ったのか?

ふたつめは、彼の言うことを本当に
信じても良いのか?
(駅の係員には全く見えない普通の格好)

ここは 一人旅で培われた野生の勘に従って
彼の後について行った。

歩きながら、彼に
自分は75号でウィーンに行くのだがと
言うと うなづいてついて来いと言う。

一応、ひとつめの疑問は解消。

ほとんど人のいない3番線ホームにあがり
このホームに来るから待っていれば良い。
と言い、チップは貰えないかと言う。

誰も反応しなかったが、
取りあえず50クローネ(約250円)コインを
持っていたのでサンキューと言って渡した。

続いて別の乗客も何がしかのコインを渡した
する彼は その乗客に そのコインを返す。
50クローネで十分だったのか?
よく意図が理解できない。

すでに時計は出発予定時刻になっていた。
ホームの電光掲示板には何の表示も無い。

ちょっと不安になってきた。
周りにいる十数人も不安げな顔をしている。

不安な顔で待つ乗客たち

彼を見ると、自信たっぷりで、
携帯電話で誰かと連絡を取っている感じ。

しばらくすると、
大丈夫、俺を信じろ 的な事を言って
どこかへ行ってしまった。

いやいや 本当に大丈夫か?
時間は出発時刻を過ぎ、
掲示板の表示は以前何も無いまま。

ホームに清掃の係員を見つけた。
このホーム、次の列車はウィーン行きか?
と聞いてみた。

次の列車は…くらいまで言った所で
ウィーンと答えたので、ちょっと安心。

その後、
今度は乗務員的な服装の人が現れたので、
自分の指定席券を見せて
この車両はどの辺りに止まるか?
と聞いてみた。

後ろの方を指差し、
最後尾車両と答えてくれた。

よしっ!
これで大丈夫。
漸く安心した。

結局、発車予定時刻を10分くらい過ぎた頃
やっと掲示板に75号列車の表示が現れた。

ようやく表示が出た

先ほどの彼が戻ってきて、
どうだ、俺の言った通りだろ!
というジェスチャーをして微笑んだ。

今度は 心からサンキュー!と言って
自分も微笑んだ。

列車は20分遅れで入線した。

列車到着

思うに、鉄道会社内に知合いがいて
情報がいち早く取れるのか、
はたまた鉄道会社から委託されているのか?

まあ、いずれにしても
今回は野生の感が当たって良かった良かった。

列車に乗り込む。
今日の車両は一人独立ゆったりシート!
ただしネットは繋がらず。

今日の昼食は列車の中で食べようと思う。
隣りの車両が食堂車なので行ってみた。
チキンシュネッツェル&ポテトサラダセット
価格は129クローネ(約650円)と安い。

列車の中での昼食

自分の座席まで持ってきてくれる。
とても美味しかった。

列車は結局35分程遅れて、
ウィーンに到着した。

今日の予定はホテルにチェックインのあと
シェーンブルーン宮殿に行く予定。

6月と7月は18時30分までオープンしている。
列車が遅れたため時間が際どくなってきた。

今回は仕方が無いのでタクシーで移動。

ホテルに到着。
ビルの中の2フロアーくらいが
ホテルになっている。

地上階部分は本屋だった。
しかも隣りのビルには映画館。
なかなか文化的な立地だ。

ビルはとても古い感じで、
ホテルのロビーもかなり渋い。

ホテルのロビー

そして部屋もちょっとレトロ。
エアコンも無く、縦型の扇風機が1台。
でも、この部屋なんか好きだ!

ウィーンのホテル

時間が無いので、荷物を置いてすぐに
またタクシーで宮殿に向かう。

17時30分近くに入場出来た。
しかし、館内は全て撮影禁止!
がっかり。
撮影禁止だと余計に撮りたくなる。

館内をさくっと周り、
今度は外に出て庭園を見て回る。

こちらは撮影可なので、
はりきって撮りまくった。

宮殿正門側

シェーンブルーン宮殿1

宮殿から庭園を見渡す

シェーンブルーン宮殿2

宮殿庭園側

シェーンブルーン宮殿3

時間が無くて、
高台にあるグロリエッテまで
行けなかったのが非常に残念。

ネプチューンの泉とグロリエッテ

ネプチューンの泉とグロリエッテ

花壇

シェーンブルーン宮殿花壇

緑のトンネル

シェーンブルーン宮殿緑のトンネル

噴水

シェーンブルーン宮殿噴水

あっという間に 閉館時間になり
帰りは地下鉄でホテルへ帰る。

乗換駅のカールスプラッツで途中下車し、
夕飯を食べることにした。

カールスプラッツ駅もきれい!

カールスプラッツ駅

ウィーンの街並

ウィーンの街並

駅の近くのカフェで、
ハンバーグ&ポテト、それにビールスモール

今日の夕食

ホテル近くの街並

ウィーンの街並2
ウィーンの街並3

ヴォティーフ教会はホテルすぐ目の前

ヴォティーフ教会

一旦 ホテルに戻ったあと 近くを散歩。
夜のウィーンは なかなか良い感じ!

ウィーンの夜1
ウィーンの夜2

ウィーンに来たからには、
明日はスイーツも食べてみたい。

今日の歩数は 14,556歩。

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