いよいよ今日から列車の旅が始まる。
ユーレイルパス30日(ボーナスで+5日)で、
ブリュッセルからパリまで 9ヶ国16都市。

基本、1都市2泊3日のちょっと慌しい旅だ。

ブリュッセルから
同じベルギーのブリュージュへは約1時間。

当初、始発駅のブリュッセルセントラルから
乗車を考えていたが、
セントラル駅へは地下鉄で、
しかも乗換え有りで行く必要がある。

ところが、次の停車駅ブリュッセルミディは
ホテルから歩いて4〜5分と非常に楽。

列車が混んでいた場合
席が取れないというリスクはあるが、
荷物を持っての移動は短くしたいので
ミディ駅から乗車することに決めた。
幸い 予約不要 指定無しなので良かった。

ミディ駅のインフォメーションで、
ブリュージュに行きたいと言ったら
すぐに発車時間とホームナンバーを
教えてくれた。

ホームには大きなタッチパネル式の
時刻表もあり、確認も出来た。

ユーレイルパスはファーストクラスに
乗車出来ることになっているので
駅員さんに車両の確認をしたら、
全部同じだというような事を言われた。

まぁ、予約不要なくらいだから
全席普通車両なんだろうと思った。

IC1532 ブリュッセルミディ駅

ところが、列車に乗り込んでみると
その車両は満席状態で、
連結部分にまで人が立っている。

次の車両も同じ。
ところが、その次の車両はガラガラで
8〜9割の席が空いている。

これはいったいどう判断すれば良いのか?
とりあえず、駅員さんの言葉を信じて、
いや確かにそう言ったのか自信はないが、
4人席にひとりで悠々と座った。

IC153車内

その後 車内の検札も無い。
そもそも ミディ駅でも改札は無く
何も見せずにホームにあがり乗車した。

これっていったいどういうシステムなのか。
いろいろ考えているうちに
あっという間にブリュージュに到着した。

ホームに降りて 改めて外から車両を見ると
何と1等車両という数字があった…
結局、
自分の英語が通じていなかっただけだ。

海外でいちばん好きな街がブリュージュ。
高校生の時、雑誌で見た特集で虜に。

初めての海外旅行がパリへの新婚旅行。
その時にパリから往復の列車チケットを購入
ブリュージュへ1泊旅行したのだった。

その時、憧れていた通りの美しさ、
それ以上の どこを撮っても絵になる街で
もうすっかり気に入ってしまった。

それから数年後に一度、会社の出張で
取引先と一緒に来て一泊したので
今回は3回目になる。

その時から 恐らく25年ぶりくらい、
列車から降りた乗客の多さにまず驚いた。

過去2回は2月の寒いシーズン、
今は夏の旅行シーズンだからなのか、
世界遺産人気のためなのか。

冬のしっとり感は無いが、
青空の美しさ、明るい美しさが
今の時期にはある。
歩くには絶好のシーズンなのは確か。

駅からキャリングケースを引いて歩く。
すぐに 愛の湖公園の美しい緑になる。

愛の湖公園

所々で運河をまたぐ小橋を渡り、
きれいな街並を写真を撮りながら歩く。

ブリュージュ街並1
ブルージュ運河1
ブルージュ運河2
ブルージュ運河3
ブルージュ街並2
ブルージュ街並3

問題は 道が全て石畳なこと。
もちろん その方が良いのだが、
キャリングケースを引く今だけは
ちょっとだけ困った。

まずは 目標となるマルクト広場に到着。
ヒストリウム、郵便局、鐘楼、
レストラン兼ホテルに囲まれた広場。

ヒストリウムと郵便局
鐘楼
マルクト広場のレストラン兼ホテル

新婚旅行で泊まったホテルも健在。
CENTRALというレストラン兼ホテル。
予約無しで来て、観光案内所で頼んだとこ。

CENTRAL

ところがひとつだけ違っていた。
広場の真ん中に巨大な白いテントがある。
見通しがものすごく悪くなってしまった。

これは あとで気付いたのだが、
今日がちょうどトライアスロンレースの日で
この広場が そのゴールとなっていたのだ。

立ち止まり立ち止まりしながら歩いたので
結局、駅からホテルまで1時間15分も
かかってしまった。

ホテルの場所は全く迷わずに行けた。
チェックインは高齢な女性だったが、
とても親切で優しかった。

ブリュージュは3回目で 大好きなこと
34年前の新婚旅行もこの街に来たこと
などを話したら とても喜んでくれた。

部屋はこじんまりしているが、
天井が高く(屋根の部分か?)良い感じ。
洗面所は新しく、気持ちの良い部屋だった。

ホテルの部屋

ひと休みしてから街に出かける。
まずは 朝食も食べていなかったので、
朝昼兼用で、マルクト広場のレストランへ。

ビーフシチューセットとアイスコーヒー。
セットにはサラダ ポテト パンが付いてくる。

オーダーの時、アップルソースでいいか?
と聞かれ、なにに使うか分からなかったが
かなりお勧めっぽいので OKした。

まず出てきたアイスコーヒーだが、
これは氷の入ったマグと
熱いコーヒーの入ったポットが出てきた。
一杯目はアイスコーヒーで飲んだが、
二杯目からはホットコーヒーだった。

アイスコーヒー=氷+ホットコーヒー

そして、先ほどのアップルソースは
何とフレンチフライ用だった。
自分は初めてだったので少し驚いた。
ソース自体は美味しいが、
やはりポテトにはケチャップの方が合う!

パンはガーリックトーストで美味しく、
ビーフシチューも美味しかった。

そして問題はここから。
妙に明るく陽気なおじさん店員が、
軽いデザートはどうか?と聞く。
いつもは、ノーサンキューなのだが、
今日は気分も良く つい頼んでしまった。

もう一人のしっかりしたお兄さん店員に、
小さい奴ね!と念をおしたが、
大中小のスモールね、大丈夫と言う。

で、出てきたのがこれ。

これ小さなデザート

完全にだまされましたよ。
びっくりした顔をしてたら、
向かい席の夫婦客が笑って、
写真撮ってあげようか?と聞いてくれた。

なんとか頑張って、9割がた食べた。

このお兄さんにだまされたというポーズ。

このお兄さんに騙された

もう今日は夕飯は要らない。
三食分を一気に食べた感じ。

でも、このレストランは 止めた方がいい。
ぼられる感じ、いろいろ別料金になって
結局結構高い値段になる。

隣りの席に座っていた別の夫婦客も
料金がおかしと文句を言っていた。
食べたピザは1枚なのに
二人分の料金を請求されたようだ。

まあ、自分は楽しめたので良しとして
腹ごなしに また歩き始めた。

運河添いの道を歩いたり、
店をのぞいたり、
写真を撮ったり歩いていたが
ここでまた困ったことが。

トイレに行きたいのだが、
地図で見ても公衆トイレは3ヶ所程度
しかも かなり離れた所にある。

仕方が無いので、いったんホテルに戻り
出直した。

運河の写真をまとめて

運河4
運河5
運河6
運河7
運河8

歩く途中 橋のたもとで、
トライアスロンのバイクの選手に出会う。

トライアスロン

そして、風車のある川岸の道を歩いていると
今度はランの選手が続々と走って来た。

風車とトライアスロン

自分も20年くらい前から駅伝をやったり
走るのは好きなので、
つい嬉しくなって拍手をして応援した。

帰り道は わざと表通りを離れて
静かな裏道を歩いてみた。

静かな裏道

あとは暗くなってライトアップされた所を
撮影したいのだが、何せ夜10時でないと
暗くならない。

またいったんホテルに戻って、
夜8時くらいから出かけたが、
雨は降り出すが、暗くはならない。

マルクト広場のレストラン兼ホテル夜
夜8時過ぎの街並

1時間程歩いて、ホテルに戻った。
ひょっとしたら、この時期
ライトアップは無いのかも知れない。
あれは冬だからだったのか?

あと、街中にチョコレートショップは
驚く程あるが 例えばこんな感じ。

チョコレートショップ1
チョコレートショップ2
チョコレートショップ3

そんなこんなで、今日は終わり。
予報では明日の午前中まで雨らしい。

今日のおまけ画像は辛党のために
ビールの館?

ビールの館?

今日の歩数は 23,210歩。

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